特番の感想をぼつぼつと書こう(1)

竜馬がゆく」は、司馬遼太郎の原作が好きで、市川染五郎が竜馬役と知って、それはちょっとイメージと違うなあと思っていて(上川隆也がやってくれると非常に満足)、はじめはやっぱり違和感を感じていたんだけど、5時間くらい見ていたらだんだん慣れて、馴染んできた。人懐っこい笑顔がうまくはまっていたかも。“高麗屋一家”揃い踏みというのも話題になっていたけど、松たか子はかわいいね、ってそれくらいかなあ。柄本明勝海舟が意外に良かった。この人が出てから、話が締まってきたように思う。若村麻由美寺田屋お登勢)と渡辺いっけい(寝待ノ藤兵衛)は安心して見ていられた。
さて、ミキティの坂本春猪なんだけど、見事なくらいにチョイ役で、まあ原作にも出てくるから(急ごしらえで作った役じゃないので)いいかな、とも思うけど、これが目当てだと10時間は長すぎるかなあ。とはいえ、最近ますます強くなってきた子供っぽい声と表情が、姪っ子という役柄にうまくはまっていたように思う。ヅラ姿は紅白でも見ていたし、ミュージカルもあったし、そんなに違和感は無かったかな。でも、もう封印して欲しいな、という感じ。