映画日記

「アマデウス」 (1984/米)のDVDを観た．モーツァルトとサリエリの話．天才に嫉妬する凡才の悲劇，というテーマに興味を持ったのがきっかけだったけど，実際に観てみると，そういう人間ドラマよりも，モーツァルトの音楽と，それを絶賛するサリエリの言葉だけが印象に残った．例として挙げるなら．．．マンガしか出てこないのが悲しいところだけど．．．「美味しんぼ」とか「スラムダンク」に似ている．音楽に詳しくなくても，何だかすごいらしい，と感心してしまうところが．ディレクターズカット版も観てみたい．心のベストテンの１つに加えたい作品．ちなみに，第１位は「ショーシャンクの空に」(1994/米)．
モーニング娘。が出ていた「FUN」という番組の中で，映画版「リング」(1998/日)の映像が使われていたけど，個人的にあの映画は失敗作だった，というか，どうしようもなく酷い作品だと思っている．「リング」の怖さは，他人を犠牲にすれば自分は生き延びられる，という人間の闇の部分だと思っているんだけど，あの映画は単にオカルト的な怖さ，得体の知れないものに対する恐怖ばかりが目立つ．「リング」は２時間ドラマでも放送されたけど，こちらの方が原作に忠実で面白いし，ちゃんと怖い．一番面白いのは，原作の小説なんだけどね．でも，なぜか映画はシリーズ化されて，計４本も作られた．結局のところ，僕は全部観てしまったんだけど，中田秀夫が作ったもの以外は，それなりに面白かった． そこで，個人的リングランキング．
リング０・バースデイ　＞　らせん　＞　リング　＞　リング２
「リング０」がトップなのはなぜかというと，仲間由紀恵が好きだから．
（追記）
仲間由紀恵がブレイクしたきっかけは，「トリック」でも「ごくせん」でもなく，「リング０」だと僕は勝手に思っている．やっぱり，それなりの覚悟がないと成功はつかめない，ということか．貞子役なんて，きっと誰もやりたがらないだろうしね．