キャシャーンがやらねば誰がやる

って、キャシャーンいなくても、何とかなったんじゃん? と思うのは僕だけか。良くも悪くも前評判どおり。画はきれいなんだけど、映画としてはつまらないね。話の筋は、まあ、いいとしても、セリフ回しがくどくて、チャンバラも含めて、何だか仁侠映画を思わせる。単にアクション物を見るつもりだったのに、一から十まで反戦主義で、肝心のアクションは躍動感がなく、紙芝居を見せられているような気分。ラストは宇多田ヒカルの歌! これでくどさ3割増! 歌詞と映画の内容が、シンクロしてるからね。ただでさえ、くどいのに。見終わった後、軽く胸やけになった。
映画の前に流れた「世界の中心で、愛をさけぶ」の予告編で、軽く泣きそうになった。こっちの方が、絶対いい映画だよ。間違いない。平井堅とか卑怯だよね。1人でこっそり見に行くことに決めた。そして、号泣する。ちなみに、僕は原作を読まずに見る派。